暮らしてみて「不便なところ」が全くない家

出会いは散歩から

　(現在の住居の)近くの賃貸マンションに住んでいて、周辺の自然豊かで落ち着いた住環境をとても気に入っていました。

　当時、特に戸建てを意識していたわけではありません。でも、近所を散歩していたら、新しい分譲住宅ができはじめていて。(通勤でも使っている)駅まで徒歩２分という好立地。賃貸で家賃を払うくらいの金額なら、住宅ローンで家を買うほうがいいのかもと思い始めていたので、これはいいなと。すぐにHPなどで調べて見学させてもらいました。

見た目以上に中までしっかり

　購入を意識したきっかけは、この家が建つのを見たから。でも一応、他の建築会社さんのモデルルームも見て、冷静に比較検討しようと。結果、私たちには断然こっち(桑原木材の分譲)の方がいい! って思えました。

　他社の物件と比べても、こちらの分譲住宅の方が大きかったし、収納も充実してる。制震ダンパー(制震装置)なんかも見せてもらって、間取りとか見た目だけじゃなく、本当に住む人のことを考えた家なんだなあとわかり、桑原木材さんにお任せしようと決めました。

　完成前の段階で、この分譲住宅に出会えたのもよかったと思います。(構造材の)木の組み方や太さなど、普段生活する上で見えない部分までしっかり見せてもらうことができました。特に購入を決めてからは、うれしくて建築中の現場をよく見に行きましたね。散歩がてら見にきたり、通勤前にちょっと遠回りして寄ったり。どんどん出来上がっていく我が家を見るのも楽しかったです。

とにかく「暮らしやすい家」

　実際に住んでみたら、キッチンが広くてすごく使いやすいです。あとキッチンカウンター。お皿の数が多くてもお盆を使わずダイニングテーブルに運べて楽です。よくここで二人で会話していたりもしますよ。

　あと、床の色も気に入ってます。無垢材で落ち着いたこういうカラーって珍しいですよね。オイル塗装で、裸足でもさらさらしていて気持ちいいのも気に入っています。

　コロナ禍で在宅ワークが増えたのですが、そのときに集中して仕事ができる場所(リビングに造り付けのワークスペース)があるのもよかったです。机の奥行きもしっかりあって、必要なものをまとめて収納しておけるのもいいですね。

　すごく便利なのは、玄関にあるコートクローク。よく使うもの(冬場のコートとかさっと羽織る上着とか)をかけておけるんです。友人が遊びにきた時に使ってもらったりもするのですが「ホテルみたい」「おしゃれ!」と大好評でした。

　実は玄関収納は桑原木材さんで作られたものです。すごくいい木でできていて大きさもぴったり。本来は販売用に作ったのだけれど、いい木を使いすぎてコストが合わず廃盤になってしまったらしくて(笑)。倉庫に余っていたのをどうしようかっていうタイミングでこの分譲住宅ができたので、設置したそうです。これがあると、玄関に必要なものが全部収納できるから、玄関がごちゃつかなくてすごくいいです。

　いろいろ気に入ってるところもたくさんあるんだけど、一番驚くのが「住んでいて不便に感じることがない」んです。「こうだったらいいのに」とか「ここが嫌」とかが全然ない。注文住宅みたいに自分たちの意見で一から建てた訳でもないのに不満が全然出ないって、実はすごいことなんじゃないかなあと思います。

木のプロが作る「木の家」

　営業さんも大工さんも融通を利かせてくれるところが特にいいと思いました。

　実は、建築中の我が家を見せてもらっている時に、「ここにカップボードを置いたらコンセントはこっちの方が便利だよね」というお話をしたら、(すでにコンセントも他の位置で完成していてクロスも貼った後だったのに)嫌な顔ひとつしないで変えてくれたりしたこともありました。

　入居後、自分たちで庭に芝を植えようと作業をしていたら、営業の永井さんがちょうど通りかかって。その場で芝の種類や肥料のアドバイスをしてもらったりもしました。(取材時には芝の雑草対策について教えてもらいました。)

　その他にも、建具のちょっとした不具合やメンテナンスの方法なんかも気軽に相談に乗ってもらえて。家そのものも大切ですが、アフターサービスもしっかりしている桑原木材さんは、とても安心感があります。

　その他の見逃せない点として、桑原木材さんは基本が木材屋さんだから、本当に良い木を構造材や内装材でいっぱい使ってくれています。

こういう値段の物件で、壁に無垢材を使ってくれるところなんてないんじゃないかな。クローゼットの中の壁がヒノキなのも、見た目だけじゃなく機能的にも優れていて、住む人のことを考えて設計してくれている感じがしてすごくいいと思います。